債権各論が弱いような
★★★☆☆
2008-09-19
法律書には血の通った本と、そうでない本がある。
前者の例としては芦部憲法や田宮刑訴などがある。後者の例としては弥永会社法や近江民法が入るだろう。人によって感じ方は違うだろうが私はそう感じた。
血の通わない本は、知識を詰め込むのにはいいだろうが、ハッキリ言ってつまらない。読む本ではない。参照する本だと思う。それなら予備校本で十分だ。
で、本書であるが、私は間違いなく前者であると思った。
債権各論の説明がいまいちであったり、不法行為法では通説に反した説明を加えたり、内田民法シリーズの中では分かりにくい本だ。しかし、内田先生の思想を随所に感じることができるのである。つまらない法律も多少はおもしろく感じられる。通読に耐えられる。
試験委員であった影響から、愛読者はいまだに多い(かつて本書の「過失概念の変容」なんてテーマがそのまま出題されたこともあった)。よく言われることだが、通説がどこにあるのか意識しながら読み込めば、新司法試験にも通用するのではないかと思う。
民法2は注意が必要かも
★★★★☆
2007-10-28
内田民法は情報量が多く、使い勝手もいいが、やはり講義用なのか、民法2に関してはいまいち説明がわかりずらい。1と3はそこまでではないんだけどな〜
この分野、特に不法行為に関しては一人で読んだ場合、なに言ってるの?って感じになる!内田先生の講義でも聞けばわかるのかな?残念ながらT大生ではなにので不明です。
この分野は、潮見先生の債権各論1・2(黄色い本です!これはお薦めですよ♪)を読んだほうがわかりやすいし、勉強になる。もしくは大村先生の基本民法でもいいと思う(こちらは核はしっかりしてるけど情報が少ないのがね〜)。
しかし、どちらも事例が弱いので、ここで内田が欲しくなる。
やはりこの本の最大の長所ともいうべく、事例の情報はやはり随一。判例でどこを読めばいいのか非常にわかりやすいので事例集としてはやはり持っていた方が勉強になる。
説明はわかりずらいので、評価としては3だが、やはり事例と情報量を考慮して4。
※なお内田先生が民法改正に乗り出していることから、「こう改正したいのかなぁ」というのがわかる本でもありますね。例えば事情変更の原則の条文化もあり得るのでは!?
結構改訂。
★★★★☆
2007-03-17
事例中心でウンザリじっくり、判例こってりマスターで安心退屈、学説・理論少な目で
なんか腑に落ちない、は相変わらず。好き嫌いがかなり別れること間違いなし。
ただ、新司法試験は判例重視ですし、ロー入試でも事案問題が多いので内民は重宝するかと。択一ならかなりの確立で同一事案が載っています。
改訂は結構多いです。
・新判例てんこ盛り。(なんせ10年分です。前書きで内田先生が謝っていらっしゃいました)
・新判例分析も結構沢山。おなじみの青いスペースで新傾向なんかを新たに解説。
判例や内田先生の解説・分析が読みたいかたは買い替えてもいいかも。
そもそも判例重視の民法の世界(旧司法試験時代からそう)で古すぎる旧版の判例
情報で勉強していくのはかなり不安と思うが・・・・・。

