爆笑できる言葉でないけれど、考えさせられる一冊
★★★★☆
2008-12-07
ふと目に止まったので購入した。
中身は至って簡単、裁判にて裁判官が発した、
通り一遍ではない一人一人の声を集めたもの。
右ページに裁判官の言葉を、
左ページに著者のコメントを掲載。
各章でテーマごとに分かれており、
「死刑か無期か?」「あんた、いいかげんにしなさいよ」など
分かりやすい分別方法をとっている。
内容は至って平易で読みやすい。
裁判の傍聴本としては、この他にも北尾トロ氏の本もあるが、
あちらが斜に構えているのに比べ、
裁判に真摯に向き合っている感もある。
著者の一部コメントは望ましいものではないけれど、
揶揄されてきた裁判官という固いだけの職業を
見直すためのきっかけにもなる一冊だと思う。
100円で見つけたら、ぜひ読んでみて頂きたい。
読み物としては楽しい
★★★★☆
2008-09-14
日常的には縁遠いように感じる裁判での裁判官の様々な生の言葉が取り上げられ、楽しく、また、興味深く読むことができた。
が、とりあげている事例が多すぎで、個々の内容は深いとは言い難い。この書籍としてはこれでいいのかもしれないが、具体的な事例の背景なども深めれば、単に「爆笑」で終わらない質の高い内容に発展する可能性があると思われる。とっかかり、あるいはちょっとした読み物としてはこれでいいのだろうが、ちょっと惜しい気がする。
爆笑ではない
★★★★☆
2008-08-07
皆さんも書いておられるように、「爆笑」するお言葉は一つもない。
笑いもない。ただ、こんな言葉を言うんだなーと思った。
が、実際に裁判を傍聴した事はないので、この一連のお言葉がどんな感じで発せられるのか
イメージはつかなかった。だから、今後機会があったら、裁判を傍聴してみたいな〜と思う。
でも、裁判官だって人間…というように、タクシー運転手が起こした事件で
全タクシー運転手を敵にまわすような「タクシー会社に勤務している者は運助」と
発言した裁判官の人間性を疑う。でも、そういうところに裁判官だって一人間と思わせる
というか、個性?が出てくるんだな…と思った。
筆者の顔写真が表表紙裏に掲載されていたが、どう観ても、自分で自分を写した
としか思えない感じがなんとも…(苦笑)
軽い本だが、刑事裁判の有罪率のコメントは少し考えさせられた
★★★★☆
2008-07-09
司法関連の本はほとんど読んだことがないというのは、私だけではないだろう。しかし、本書はタイトルを見ただけで興味を引くとっつきやすさと簡単に読める構成になっていて、ほとんどの人にとってあまり縁のない司法の世界を垣間見る良い機会を提供してくれている。爆笑ではないけれど。最初はお言葉の方に目がいくのだが、じっくり読むと、近年日本ではどのような犯罪が起きているのか、犯罪対してどういう規準で量刑がなされているのか、などということもなんとなくだが見えてくる。また、各章にはさまっているコラムの中にも、たとえば日本の刑事犯罪の有罪率は99%という驚くべき数字の紹介があり、ちょっと考えさせられる。
タイトルは茶化してますが・・・
★★★★★
2008-06-01
タイトルほど不真面目でなくなかなか読み応えのある本で、平成21年5月21日から始まる裁判員制度に少なからず参考になると思います。
なかでも黙秘権がなぜ認められるか?の意義には目から鱗でした。
司法の本質を考えさせられます。是非一読を!

